阪急十三西口にて。

愛したのはきっと。

いつもそう願うけど

 

自分の最大の悪いところは

「相手が一番傷つく方法を確実に選んで実行する」

というところ。

 

過去に親友と呼べる人を二人無くしたが

その時はすでにその人たちが自分の引いたボーダーラインを超えて「この先いい関係を望めない」人になってしまっていて

実際、風のうわさで今の彼女たちの話を聞くが、あまり羨むような人生は送っていない。

そのたびに「やはりあの時自分は間違っていなかった」と胸を撫でおろす。

 

 

 

 

そのたび、もう産み落とさなきゃいけない黒い思念が腹の中でまた成長していく。

 

 

 

 

「欲しいと思った言葉が返ってくるなんて贅沢品」

そう言った先輩を尊敬したが、先日は何とも不味い酒を呑む。

弱音を吐く「フリ」をする先輩が欲しがってる言葉は安易に予想できたが、とても私の口から出せなかった。

代わりにAワンベーカリーのクリームパンを頬張って、私からも弱音が出ないように蓋をした。

宝塚阪急とJRの間を渡る頃には、すでに素面に戻って冷めだした体を一人震わせ、「不味い酒なんか二度と呑むものか」と心に誓う。

 

 

カレンダーをめくる、カウントダウンがはじまる。

 

(また無駄に年だけ重ねませんように)

 

いつもそう願うけど、今年も期待を裏切りそうです。