珈琲がうまいのもあり。
会社にて
後輩の37歳(バツ1)がいる。
その人が休日出勤の歳、「##市イマ○チオ」とデカデカと書かれたTシャツを着ていた。
「何なんそのTシャツ」
「何が」
「最低やな」
「ほぉ」
ヤツはニヤリと笑う。
「積さん、意味、わかるんや。」
「…」
「…」
「…」
またある日
「痩せへんわ」
「痩せへんな」
「あたしの場合、お酒呑んだら延々たべちゃう」
「ほぉ」
またヤツがニヤリと笑う。
「金がかかる女やな」
「…」
「…」
「…」
そんな彼と朝6時から仕事。
この前の大失敗を一緒に頭下げてもらって、幸いにも相手は笑って許してくれた。
頭を下げる場所があること
頭を一緒に下げてくれる人がいること
彼は「僕のミスです」と言って、私はそれに割って入って「私のミスです」とは言えなかった。
仕事が続けられること、人間にとって、それがどれだけ幸せなことだろう。
そのあとはさっさと仕事を切り上げてモーニングに誘った。
お酒もいいけど、珈琲のみながらいろいろ話せる人がいるっていうのも、贅沢なものです。