2019年7月31日
朝6時、鈍行なローカル線で家には帰らず会社に向かう。
隣に座った同じ朝帰りであろう女性が、あまりにも頭を揺らして寝るので乗り過ごすんじゃないかと心配になって起こした。
「どこで降りるの?」
「○○駅です」「じゃあ起こしてあげるから寝とき」
「お姉さんはどこまでですか?」「その一個先の駅」
安心して寝だすと、隣の女性が声をかけてきた。
「私も起こしてもらえませんか?同じ○○駅なんです」
結局二人の面倒を見ることになり、緑を増す景色を見ながら到着地を待った。
シャンプーアルコール、ヤニに汗。
おお、同志よ、何とか朝まで生き延びたのね、帰ろう、もうすぐおうちだ。
「ありがとうございました」
「朝まで呑んでたの?」
「今日から夏休みなんです、それで」
え、あたしこの大学生とやってること一緒やんって思ったらちょっと恥ずかしかった。